フォレストアートフェスティバルから、「いのちたちのコイル」へ


北インド、ヒマラヤの山間部に位置するコールドデザート(冷たい砂漠)ラダックで過ごしていると、水の存在がとても大きい

羊水の中から生まれたことを意識してしまう

水の優しさ
水の獰猛さ
そして光の中できらめく
水の美しさ

そして生き物たちは水に生かされている
限りなく無邪気でいることもできる
思索することも私たちが生まれながらに備えているカルマのようなもの

そして私たちは火を生み出した
火は。
大切で、危険極まりない
エントロピーは限りなく増大して

いつしか永遠の闇が訪れるのだろうか?

これは、香川氏がラダックで描いた巻物3巻から、私が勝手に受け取ったビジョン

生の刹那は限りなく美しい

人の巻はラダックの寺院に奉納されることが決まっています。
3つの巻物が一堂に会するのは今回の展覧会「いのちたちのコイル」が最後です。

ぜひ、3本のストーリーを、あなたなりのセンサーで受け取ってください。

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いのちたちのコイル |香川大介
Coil of Living things | Daisuke Kagawa
 
めぐりめぐるいのちの連なりは
螺旋を描きどこかに向かうよう
私たちの今はどこに向かう
いのちたちはどこにたどり着くだろう
 
2024.09.06 Fri.-09.23 Mon.
12:00~18:00
入場無料
休廊 火・水・木
会場 ツォモリリ文庫 
壁画公開制作日 9月14日(土)・15日(日) 
在廊日 6日(金)・7日(土)・8日(日)・21日(土)・22日(日)・23日(月)
 
香川大介は芸術祭「フォレストアートフェスティバル in ラダック2024」*において単独チベット仏教寺院に滞在し、24日間に渡り、描く日々を送りました。本展覧会には祈りの中で描いたまれなる3本の絵巻物『祈り「火の巻」「水の巻」「人の巻」』と、絵巻物から派生した小作品が並びます。会期後「人の巻」は寺院に奉納が決定しているため、3本が一堂に会する最後の貴重な機会となります。
 
*芸術祭「フォレストアートフェスティバル in ラダック2024」とは?
ツォモリリ文庫のアートディレクションを担当するNPOウォールアートプロジェクト主催。2023年ラダックに木を植えることから始まった芸術祭です。2024の成果を伝える報告会を本会期中に開催します。
 
クロージングトーク&「フォレストアートフェスティバル in ラダック2024」報告会 
とき 9月22日(日)18:30~20:00 
参加費 1000円(ワンドリンク付き) 
*報告会後のディナー1500円 ワンドリンク500円オーダー制
ご予約・お問い合わせ先 ツォモリリ文庫
 
ツォモリリ文庫 http://tsomoriribunko.com
〒182-0002 東京都調布市仙川町1-25-4 シティハウス仙川1F(京王線仙川駅より徒歩4分)
Tel. 03-6338-1469
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2024-09-17 | Posted in 今週のピックアップ