市橋晴菜展「ハコニワウチュウ」- 寺田幸乃展「far place/遠い場所」

市橋晴菜展「ハコニワウチュウ」 寺田幸乃展「far place/遠い場所」

画家・市橋晴菜と、刺繍作家・寺田幸乃。新進気鋭の若手作家である2人の作品展を開催します。

市橋晴菜は、「持ち運べる絵画」展、「海の子供」展に続き、3度目の展示となります。今回の「ハコニワウチュウ」は、当アートスペースのメイン会場を舞台に、種や植物にフォーカスした作品群を展開します。西会津で楮刈りから取り組んだ和紙制作や、信濃大町で出会った植物標本や種のストーリーなど、去年から今年にかけて、冬の旅で蓄積されたものたち。春以降、COVID-19の影響下で、芽吹きの季節に外に出られない日々の中、冬のうちに得た種が命を得て吹き出し、絵画や立体となり生み出されたといいます。そんな作品マップは、自分の内なるハコニワであると同時に、孤立した存在ではなく、すべてが繋がり絡まりあって、銀河系の果てまでもつながっている感覚−それがハコニワウチュウです。絵画と陶器作品の展示となります。

ハコニワウチュウの展覧会の途中、市橋は、福島県猪苗代町の公立中学校でも公開制作と生徒たちとワークショップを行います。当アートスペースのキュレーターがアートディレクションする「ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代2020」の招聘作家として、東京のハコニワウチュウから飛び出した種が、北の猪苗代でさらに成長し「命の木」となります。

同時に、一坪ギャラリーと呼ばれる道路に面した小さな展示空間で、寺田幸乃が当アートスペースで2度目の刺繍アート作品を展示します。過去に旅した記憶や、友人からもらったお土産などが、また遠くへ旅に出たいと焦がれる気持ちと絡まり合い、刺繍となります。寺田の視点で切り取ったクスッとしてしまうようなモチーフも楽しみの一つ。糸はこんなにも自由、ということ。心を解き放つもの、ということを教えてくれます。

日時:2020年9月18日(金)〜11月9日(月) 11:00〜18:00(最終日 15:00まで)
* 定休日 火・水・木
*10月24日(土)、25日(日)、26日(月)、30日(金)、31日(土)、11月1日(日)は「Wall Art Festivalふくしま in 猪苗代」準備、開催のためお休み
場所:ツォモリリ文庫(調布市仙川町1-25-4)

市橋晴菜は、ウォールアートプロジェクトが主催の一翼を担う「ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代2020」の招聘作家です。

<市橋の言葉>
広いみどりの星の中
手のひらにおさまる小さなコスモ
風が吹けば種が飛び 雨が降れば葉がしげる
こんにちは宇宙 こんにちは人類
細胞がワラワラと増え続け
ピトンと水が大地を蹴れば
僕たち四方八方へ根をはわす
ハコニワウチュウ
サイショノコトバ
きらめいては消える無限の星々
熱帯のジャングル
高山の湿地
ヒシメクイノチ
ウチュウノハコニワ
種はどこまでも飛んでいく
宇宙のどこかのみどりの星に
ゆっくり根っこを降すまで

期間中のイベント 展示中、ふたりの作家の魅力を体験できるイベントを企画しています。

<オンライントークセッション>
展示会スタート前夜。市橋晴菜によるアーティストトーク。聞き手は市橋と親しい漫画家の小栗千隼。ぶっつけ本番の爆笑トークの夕べ。
9月17日(木) 20:00〜21:00
市橋晴菜×小栗千隼(漫画家)
ツォモリリチャンネル「ノコチームのビヨンドコロナ ハコニワウチュウの旅」
アーカイブをご覧いただけます▶︎https://youtu.be/rEs5ANdZojA

<公開制作> 9月18日(金)〜21日(月)
ツォモリリ文庫にて市橋晴菜がライブペインティング。画家・香川大介が描いた壁画とのコラボレーションが見どころ。

<ワークショップ>
by 市橋晴菜
ツリーオブライフワークショップ
【生命の木の押し花を作る】
9月19日(土)/ 20日(日) 11:00 – 13:00  参加費無料
自分の好きな草花を持ち寄って生命の木の押し花を作ろう。
*時間内であればいつでも参加自由

【生命の木に生き物たちを描く】
10月3日(土)/ 4日(日) 第一部 11:00 〜  第二部 13:00〜
参加費:3500円(ワンドリンク付き)
生命の木に見立てた押し花に顔料など生きた絵具で生き物たちの絵を描こう。

by 寺田幸乃
【刺繍カフェ】
10月18日(日) 第一部 11:00 〜  第二部 13:00〜
参加費:3500円(ワンドリンク付き)
身近なもの、気になったものの写真を元に絵を起こして小さな刺繍作品を作ります。