【2024.12.28. 漆とロック 貝沼航+蒔絵師 八木由紀子 「漆と種をめぐるお話会」】

Photo by Irwin Wong
Photo by Irwin Wong


蓋部分に漆の種が埋め込まれている漆のお弁当箱をご存じでしょうか。

「漆とロック」の貝沼さんがプロデュースする信玄弁当箱「めぶく」。

漆の器は修理しながら長く使えますが、使い込んで、最後、土に埋めたら、漆の木が芽吹き、次の世代が使える漆の木が育つ−−漆の文化を次世代に繋げていきたい、そんな漆職人さんたちの願いのこもったお弁当箱なのです。

インドで芸術祭を開催するツォモリリ文庫チームが漆にこだわるのには理由があります。

それは、インド先住民のワルリ族の友人が、漆の器を見て「すべて木で出来ていて、ウォータープルーフで、修理しながら使えて、しかも最後は土に還る、すごい器だね」と言ったからなのです。軽くて丈夫で使っていて心地いいという単純な理由で漆のプレートを携えていたわけですが、「持続可能で最先端」なんだということを彼らに教えられたという経緯があります。

そんなエピソードを背景に、ワルリ画に魅せられ2018年のワルリ族の村でのプロジェクトに参加した蒔絵師の八木由紀子さん。

そして先日、猪苗代でのクロストークでワルリ族のワィエダ兄弟とすっかり意気投合した「漆とロック」の貝沼航さん。貝沼さんは、猪苗代で漆の木を植林する「猪苗代漆林計画」も主宰しています。

折しも、ワルリ族のワィエダ兄弟が描いた「種の旅」の壁画の中でのお話会です。
漆の器であたたかなチャイを飲みながら、漆の種の芽吹きを見守りましょう。

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「漆をめぐるお話会」

登壇者 
貝沼航(漆とロック株式会社代表) 
八木由紀子(蒔絵師) 
おおくにあきこ(ツォモリリ文庫アートディレクター)

とき 12月28日(土)13:30~15:00

ところ ツォモリリ文庫 東京都調布市仙川町1-25-4 シティハウス仙川1階(京王線仙川駅徒歩4分)

参加費 1500円(漆の器でいただくチャイ付き)

参加申し込み Emailまたはお電話で、お名前、住所、電話番号、Emailアドレス、参加希望人数をツォモリリ文庫までお伝えください。

E mail: info@tsomoriribunko.com (浜尾)

電話: 03-6338-1469 (営業時間内 月・金・土・日 12:00-18:00)