弟に突撃インタビュー 弟のラダック冒険 in 第3回世界森会議2018

こんにちは。

弟がインドへと旅立ち帰ってきました。

インドのラダックにて、地球や水、森について皆で体験し考えあう「世界森会議」に参加していたといいます。

普段はネットフリックスを見ていたかと思えば、気づくとアマゾンプライムを見ている彼が人生初で体感したラダックとは? さらには地球のこと、これからのことに何を思うのか……実の兄がインタビューをかましてみました。

 

兄 今回最も冒険に感じたことはなんでしょうか?

弟 ラダックの旅そのものが僕にとっては冒険でしたね。デリーには9年前に行ったことがあるのですが、ラダック地方は環境や文化がデリーとはまったくの別物でした。

兄 その冒険で何を得ましたか?

弟 一番は今回の勉強の目玉でもある「持続可能な発展」について。ラダックに行く前に、映画「幸せの経済学」や「懐かしい未来」という本である程度は知っていましたが、今回訪れたマトー村の村長、ティンレスさんの話を聞くことでより現地の人の気持ちを知ることができました。

兄 ティンレスさんの話とはどのようなものでしたか?

弟 現在グローバリゼーションの影響で、世界各地で持続可能な発展が滞りかけている中、ラダックの小さな村でそれを継続させるような努力をしていることです。水車を使って小麦を挽いたり、牛で畑を耕したりしています。それを聞いて村長さんがこのような意識の人なら、今後もさまざまな障壁はあるものの、マトー村は乗り越えていけるのではないかと思いました。

兄 中くらいに冒険だったこと、異国でビビったことはなんですか?

弟 駅のトイレでチップを半恐喝的にせびられたことです。

兄 それで払ってしまったところがまた微笑ましいですね。
後悔したことや、まずった失敗などはなんですか?

弟 現地の人ともう少し会話ができたら楽しかったと思いました。自分のコミュ力が乏しいこともあり、満足いくまで話せなかった気がします。

兄 逆にこれはできたってことはなんですか?

弟 川に沿って「謎の泉」までトレッキングをするという日がありました。僕は行きに水を全て飲み干してしまい困ってしまいました。そこで泉の上部にある湧き水を採取しようと決意し、岩から滴る水滴を10分間かけて水筒に溜めたんです。お腹を壊すかもしれないと言われていましたが、とても冷たくて美味しくて、体も無事でした。そのことが何気にとても嬉しかったです。

兄 森や水について、この場を借りて友達や身の回りの人々に言ってみたいことはありますか?

弟 水の問題はラダックだけでなく世界共通の問題であると自覚して欲しいと思いました。レーで起きている問題はインド都市部の環境問題であったり、世界的な温暖化が影響しているから。
それとこの問題は個人の意識的な改革も必要かもしれませんが、いま行われている世界的な環境の取り組みに少しでも多くの国が参加し、そして国民が興味を持って協力して変えていかないといけないのかなと思いました。

兄 次にしてみたい冒険はなんでしょうか?

弟 僕は大学2年の夏に語学短期留学をただぼんやりと考えていました。しかし、今回の森会議参加で、ただ単に海外に行って英語を話すことができるようになればそれでいいのか?って自分に対して疑問を持つようになりました。今はまだ模索中ですが、少なくとも薄っぺらい目的で海外に行くのではなくどんなことを学びたいのか、経験したいのか明確な理由を持って臨みたいと思いました。

兄 何かいいお土産を買ったときいてますが、どんなものですか?

弟 とにかく実用的なものよりもインドっぽいもので面白いものを買いたいと思いました。なので最終日にカーンマーケットまで地下鉄を使い、500ルピーと多少ぼったくられた気もしますが顔が三方向についてる少し不気味な像を買ったり、ガネーシャの像やガンジーが表紙のノートも買いました。

兄 500ルピーは日本円で800弱くらいなので素材といい質感といいそこそこにぼったくられている雰囲気満載ですが、それもまたいい経験かもしれないですね!

 

いかがでしたでしょうか?弟の飾らない本音が聞けたことと思います。

兄からみた変化としては、先日、深夜バイトが人手不足だったので、同じバイトをしている弟に助けに来てほしいと頼んでみたところ、すんなりと来てくれたことです。以前だったら何かしらの、アイスの当たり棒的な見返りを求められるか、いったんは断られ、父からの説得がありやっと来てくれるといった具合でした。

これは非常に大きな変化です。弟の人としての器が、世界を見ることで少し変わったのかもしれない、と思いました。

boys be ambitious!!と言い残し、今回は終わりたいと思います。